アメリカでの家探しの注意点 総まとめ
はじめに
アメリカで留学生として家を探すのは、日本とは勝手が違っていてなかなか大変な場合があります。私自身や周りの経験談を踏まえて、本記事に集約しました。
家の見つけ方と契約の形
住居形態は主にホームステイ、寮、アパートメント、シェアハウスの4つです。アパートとシェアハウスには個人で間借りをする場合と友人グループで1軒借りるパターンがあります。
それぞれについて、①見つけ方・契約方法、②メリット、③デメリットの順で解説します。
ホームステイ
基本的に学生寮のないコミュニティカレッジへ留学する場合、渡米直後の滞在方法として最もポピュラーです。学校指定の斡旋会社・団体であれば、アメリカでの銀行口座がない状態で国外からの契約や支払いがしやすいためスムーズです。
① 見つけ方・契約方法:
- ほとんどの場合:学校が紹介する斡旋会社から申し込み・契約する
- 個人的に留学先のエリアのホームステイ業者をから契約する
② メリット:
- 留学生を前提としたホームステイが多いためサポートが多い(空港からの送迎など)
- アメリカで銀行口座やクレジットスコア(カードの信用情報)がまだ作れていない状態からでも契約しやすい
- 特に海外生活の最初であれば、質問相談できる人を得られる
- Utilities (電気、WiFi、ゴミ出し)など家とは別の契約をする必要がほとんどない
③ デメリット:
- 費用が割高なことが多く、近年は値上がり傾向
- 人の家庭にお邪魔するため、一人暮らしや学生同士のような自由がないこともある
- ホストファミリーの当たり外れがあり、そこからトラブルが生じることもある。
- 人柄・人間関係:入居学生に対して人当たりがきつい、極端に家庭の輪から外そうとする
- 金銭面:契約に含まれている内容(食事や光熱費)を提供しない、入居者とは関係ない家の不具合や劣化で破損の言いがかりをつけられる
寮
寮のあるCollege/Universityに通う場合、渡米時の最初の居住先としては、アメリカ国外からの契約・支払いの便宜上、ホームステイと同様に便利な選択肢です。
① 見つけ方・契約方法:
- 学校の寮の案内から申し込み・契約
② メリット:
- アメリカで銀行口座やクレジットスコア(カードの信用情報)がまだ作れていない状態からでも契約しやすい
- キャンパスの敷地内など比較的近くに住めるため通学時間を短縮できる
- 学生同士で、特にアメリカ人学生数人と生活でき、アメリカの大学らしい体験ができる
- Utilities (電気、WiFi、ゴミ出し)など家とは別の契約をする必要がほとんどなく、それらは定額で利用できる
- Resident Assistant/Advisorなどの役職に就いて、給与支給や寮費・学費免除を受けることも可能
- 大学・寮によっては以下のメリットも、、、
- 学内のDining Hall (学食)を利用できる
- 共用スペースには清掃の人が来てくれる
- 水漏れや修理の対応は学校側のオフィスに連絡するだけで簡単
- 無料のケータリングや学用品・生活グッズの配布、映画鑑賞など、寮内イベントあり
- 入学や編入から一定期間、寮での居住を保証されて優先的に案内される
③ デメリット:
- 地域によるが、費用が他のオプションの相場と比べて高いこともある。
- 部屋タイプ(個室か相部屋か)の抽選には外れることもある
- 大学・寮によっては、、、
- 補欠合格などで寮への申し込みが遅れた場合は入居申し込みが難しくなる
- 環境が悪いことがある(騒音など)
アパートメント・シェアハウス
学生にとっては何部屋かベッドルームがあるアパート1世帯分(1unit)に何人かで住むパターンがより一般的で費用を抑えることができます。自分でアパート・シェアハウスを見つけて住む場合は、オーナーやルームメイトを募集している人と繋がって契約することが多いです。また友人グループでアパートの運営会社から直接契約することも可能です。
さらに個室ではなく、リビングスペースをカーテンなどで簡易的に仕切って共有エリアに住むことでかなり節約することも可能です。
(アメリカでは、アパートの場合、日本で一般的な一人暮らし用の1Kのような部屋(Studio)もありますが、地域によっては少なく、高額になりがちです。)
① 見つけ方・契約方法:
- 進学先のコミュニティ or Facebook経由で、入居者を募集しているオーナーやルームメイト欠員を探している人を探す
- アパートの運営会社に連絡する(ただし学生向けに個人の間借りに対応しているサービスはまれ)
- 日本人の人口が多いエリアでは日本人向けのサイトを使用
② メリット:
- ホームステイや寮のようなルールや制約は少ない
- 費用を抑えられる(特にリビングに寝泊まりする場合)
③ デメリット:
- 渡米前でアメリカ国外から契約する場合、銀行口座、クレジットスコアの有無で契約が難しいこともある。
- 入居・退去は全て自分でオーナーとやりとり(場合によっては交渉)して進める必要がある。
- 別途WiFiやUtilitiesの契約が必要なこともある
- トラブルは全て自力で解決する必要が出てくる可能性もある
- オーナーや他の入居者との契約や金銭面でのトラブル
- 他の入居者との人間関係・生活リズムやマナー意識の違い
アパートメント・シェアハウス(グループで1軒契約)
基本的には上記のアパート・シェアハウスの間借りと同様です。
シェアハウスをグループで一軒借りる際の注意点としては、一軒丸々の家賃が高額になるため、財政状況のチェック・審査が厳しくなります。特に支払い代表者・契約者になる人に負担が行く可能性があります。
注意すべきこと
ホームステイ、寮、アパート・シェアハウスの全てにおいて注意すべき点は以下です。
- 契約やお金の話は遠慮せず確認する。
- 入居初日に部屋の写真を撮って保存しておく。Deposit返金の際に破損などの言いがかりを避けるため。
アパート・一軒家のシェアを考えている方は、アメリカではFacebookや掲示板など非公式サイトで家を探すのが結構主流であると理解しておくことが大事だと思います。日本の常識だとSNSや非公式サイトを使用するアメリカの家探し事情に抵抗があると思いますが、以下を確認・知っておくことである程度リスク回避できます。
- 内見は絶対させてもらう(日本から・遠方からで行けない場合はビデオ通話で内見)
- 又貸し(サブリース)の有無:オーナーが不動産として所有している物件ではなく、借主として賃貸契約して、ベッドルームを他の人に貸し出している場合のこと。
- 借主側の契約(借主の退去や契約内容変更など)に左右される可能性があるため。
- 斡旋会社・団体や学校が介入しないホームステイの場合もこの点は要確認(ホームステイという名目の契約内容でも、実質、アパートや一軒家の間借りと同じ場合)
- Replacementを見つける必要の有無:自分が退去する際に次に住む人を見つける必要があるかどうか。基本的には契約期間中に自己都合で退去する際は求められることがある。
- Replacementにならないかと誘われた場合はトラブルの有無や先方の退去理由を確認をすべき。
- 契約が終わって退去する場合でも、求められる物件は要注意。
まとめ
海外での家探しでは、言語が完璧でなくても「よく分からないまま進めない」ことが最重要です。勉強や仕事以前に、身の安全、生活の安定メンタルを守ることにつながります。留学生活・海外生活を楽しむためにも、家のことは遠慮なく確認することを、これから渡航・家探しをする方は意識して欲しいと思います。
