【留学体験記】University of Nevada Reno - Finance専攻 - Yuki

始めに

みなさんこんにちは!

日本人留学生の、留学を目指してから現在にいたるまでのリアルを発信する【留学体験記】シリーズ。

今回は、Truckee Meadows Community Collegeから、ネバダ州唯一の「Tier 1(全米最高レベル)」の大学である、ネバダ州立大学リノ校に合格したゆうきさんにインタビューしました!

プロフィール

The Great Reno Balloon Raceでの写真

名前:ゆうき
出身:東京都

MBTI: INFJ-A

経歴:
2021年4月 NIC International School in Japan (語学学校) 入学
2022年8月 Truckee Meadows Community College 入学
2024年8月
 University of Nevada, Reno 編入

専攻:Finance
コミカレでのGPA (平均評定):4.0 (オールA)

留学までの道のり

留学前は何をしていましたか?

東京都出身で兄と弟が一人ずついます。

高校時代は理系で勉強も好きだったため、医学部を目指していました。

念願の医学部に入学することができ、大学に入ってからは勉強に明け暮れる日々で、合間にサークルやバイト、遊びなどの予定を入れていました。

留学しようと思ったきっかけは?

大学四年生に上がるタイミングで通っていた大学を退学したことがきっかけです。

医学部に入るために猛勉強し入学してからもずっと勉強ばかりの毎日で、自分の中の目標やモチベーションを完全に失っていたのだと思います。今思い返せば、燃え尽き症候群のような状態でした。

日本の生活に合わなかった、ということも留学を決めた理由の一つです。

いわゆる受験戦争など、成績を取るために他人を蹴落とすような、日本の教育システムに疲れてしまいました。それに比べてアメリカは、同じ競争社会でも仲間と互いに切磋琢磨し、自分自身を追求していくことができる環境に恵まれていて、そこに惹かれました。

せっかくならここで心機一転、新しい自分に生まれ変わりたい!と留学を決めました。

留学を決めた時の周囲の反応はどうでしたか?

幸いにも両親はどちらも留学することをすんなりと認めてくれました。「好きにやれ」「人生は一度きり、後悔しない人生にしなさい」と父に言われたのを覚えています。

当時の大学の友達には相談することはなく自力で決断しましたが、のちに留学することを打ち明けたところ、がんばれ!とみんな背中を押してくれました。

大学退学からコミカレ入学まではどのように過ごしていましたか?

留学を決断したは良いものの、どのような手段で留学をするかは何も決めていませんでした。また、大学受験のために英語は勉強しましたが、海外の大学に進学できるほどの英語力は持ち合わせていませんでした。そこでたまたま新宿の広告で、NICインターナショナルスクールを発見し、調べてみたところ一年間で英語力を身につけて、海外の大学へ正規留学をすることができる、という語学学校でした。

とりあえず入試を受けてみようかな、と思い受験をし、のちに合格通知が来た頃には入学をきめていました

渡米後の道のり

現時点までの留学生活を振り返ってみていかがですか?

渡米してから今までホームシックに悩んだ経験はなく、たくさんの親切な仲間に恵まれてきました。

唯一辛かったのは最初の学期の11月下旬、39度超えの高熱が出てしまい、数日間熱にうなされていた時です。課題も溜まっていて学期末試験も近づいていたため、このタイミングで風邪を引いてしまった自分が悔しかったのを覚えています。

またその時、ホストマザーにおかゆではなくチキンラーメンとスプライトを出され、食文化の違いにも困惑しました。(笑)

メジャーはどのようにして決めましたか?

UNRでは、Finance(金融)専攻にしました。

医学からは離れて新しいことを学びたいと思い、元々数字やお金が好きだったのと、株価の推移などを観察することに興味があったからです。

コミカレはBusiness専攻で入学し、UNRに編入する際、ビジネスの中でもAccounting、Finance、Economics、International Businessなど、さらに細かい専門分野を選択する機会が設けられ、Financeメジャーで編入しました。

履修登録や授業の取り組み方について教えてください

基本的には一学期に15単位 (約5クラス) 履修していました。

良い時間のクラスなどは早めに人数が埋まってしまうため、履修登録がオープンしたらすぐに登録をしていました。Rate My Professorというサイトで教授の事前調査も欠かせません!

また、夏休み中もオンラインのサマークラスで5つの授業を取ることで単位を稼ぎ、卒業までにかかる時間を短縮しました。通常留学生は、現地の学生より約2〜3倍の授業料 (Non-resident Tuition )を払う義務がありますが、TMCCでは、夏休みのクラスは一般の生徒と同じ値段で授業を取ることができます

夏休みの間は日本に一時帰国し、実家からオンラインで授業を受けることによって滞在コストも抑えていました

勉強のモチベーションはどのように保っていましたか?

週末に課題をなるべく残さず、メリハリをつけて学業と遊びを両立することを心がけていました。週末はショッピングなどの遊ぶ予定をあらかじめ立てておき、そのために課題を終わらせるぞ!とモチベーションにしていました。

課題は出たその日のうちに取り掛かり早めに終わらせていました。

同じ授業をとっている友達に積極的に話しかけ、カフェで一緒に課題をしたりもしていました。人に教えることで自分のアウトプットにもなるのでおすすめです。

普段の生活について教えてください。

アメリカにきてから二年間ずっと同じ家族の家でホームステイをしています。

基本的に学校へ送迎してくれたり、ご飯もとても美味しくて素敵なホストファミリーに恵まれました。今年の春母親と弟がアメリカに遊びに来た時にはホストファミリーと一緒に旅行に行ったぐらい家族ぐるみで仲良くしています

休みの日は、モールや映画、ミニゴルフやリノならではのカジノなど、様々なアクティビティーを楽しんでいます。また、普段は家の周りをよく散歩しています。景色が綺麗で空気も良く、リスやウサギなどの野生動物の写真を撮ったり、夕焼けや星空を堪能しながら歩くことが良い気分転換になっています。

リノの街のシンボルである "リノアーチ"

獲得したスカラーシップ(奨学金)について教えてください。

TMCCではGPAなどの一定の条件を満たしていると、毎年Applicationを出すことによって奨学金を申請することができます。私は、Busines専攻の人用のものと学長賞の奨学金をそれぞれ$1,000ずついただきました。

UNRに編入する際は、オールAのGPAでコミカレを卒業したことから、約一万ドルの奨学金をいただくことができました。

編入してみていかがですか?

コミカレと比べると圧倒的なキャンパスの広さや多様性に驚かされました。図書館やジムが本当に大きくて設備も充実しています。授業の規模も、アットホームの雰囲気だったコミカレとは全く違っていて、TedTalkなどに出演しているような有名な教授もたくさんいます。

姉妹校のUNLV (ネバダ州立大学ラスベガス校)と共にネバダ唯一の州立大のため、私立と比べると比較的授業料も良心的ですが、生徒に向けた無料の食料やiPadの提供などのサービスも充実しています。

留学して一番成長した部分は何ですか?

留学して身についたスキルは計画性だと思います。

週末は学業以外の時間もしっかり確保したいため、いかに平日のうちに課題を終わらせるか、ということを考えるようになりました。

やることを視覚化するため、Weekly Scheduleを記入し優先順位の高いものから終わらせることを心がけています。

結果的に自己管理能力やタイムマネージメントスキルが向上し、計画性を持って物事に取り組めるようになりました。

今後の目標について聞かせてください。

UNRで良い成績を維持して卒業する、と言うことが第一の目標です。

様々な人種が集まる多様性に富んだ環境だからこそ、たくさんの仲間と切磋琢磨し、自分の視野を広げて行きたいです。

また、学業を頑張るのと同時に、アメリカ生活も十分に満喫したいです。リノならではのカジノや、豊かな自然など、今ここでしかできない体験をして日本へ持ち帰りたいです。

大学を卒業したら日本に帰国し公認会計士の国家資格をとって働きたいと考えています。

後輩へのアドバイス

これから留学を目指している皆さんに伝えたいことは、挑戦することに歳は関係ない、やりたい気持ちがあればいつからでもできる、と言うことです。

私は大学四年生になるタイミングで通っていた大学の医学部を辞め、アメリカの大学にFinance専攻で入学し、新しい人生へと方向転換しました。

時には何かを諦めることも立派な決断の一つですし、それが最終的により良い結果をもたらすかもしれません。

やらない後悔よりやる後悔と言うように、今留学を悩んでいる人や諦めそうになっている人は、ぜひ勇気を出して海外に足を踏み入れてみてほしいです。

まとめ

シリーズ第二弾では、Truckee Meadows Community College から、ネバダ州立大学リノ校へ合格したゆうきさんの留学生活をお届けしました。

ゆうきさんは一度日本で通っていた大学を辞め、新しい目標に向けてアメリカで挑戦し続けています。

ゆうきさんの留学体験談が皆さんの参考になれば幸いです。

【留学体験記】シリーズ第3段もお楽しみに!

ゆうきさんが通っていた2年生大学 (Truckee Meadows Community College) とネバダ州立大学リノ校の詳細は以下にまとめています。気になる方はぜひご覧ください。

ゆうきさんが通う大学情報の詳細

Truckee Meadows Community College について

アメリカ、ネバダ州のコミュニティカレッジ(短大)。ネバダ州立大学をはじめとする様々な大学との編入協定があり、編入プログラムが充実していることが特徴。準学士号取得のためのプログラムもあり。

University of Nevada, Reno (ネバダ州立大学リノ校)について

ネバダ州で最初に設立された総合大学。ラスベガスに並ぶカジノの街であるリノのダウンタウンの近くに位置する。145以上の学位プログラムがあり、研究成果も発展し続けている。

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