Rate My Professors の使い方
良い教授選びはアメリカの大学で良い成績を取るためには重要な過程となります。その為に重要なツールの1つがRate my professorsです。
Rate my professorsって?
Rate my professors とはUniversityやCollegeにいる教授を実際に履修した生徒がどのように評価したのかをまとめたウェブサイトです。これは履修登録する際の指標となります。
基本的な使い方
1. Rate my professors と検索をし、一番上に出てきたページをクリック
もしくはこちらからアクセス
2. 学校の名前を入れて検索
3. 教授の名前を検索すると評価を見ることができます。
4. 評価を確認
評価はこのように表示されます。項目の番号と画像下の内容解説に注目しながらみてみてください!
各番号に対応する内容
① 総合的な教授の質(1~5)*
② 授業の難しさのレベル(1~5)*
③ 何割の人がもう一度その授業を受けたいと感じたか*
④ タグ
⑤ 何人の人が何点をつけたか
⑥ その人が教授に何点をつけたか
⑦ その人が授業の難しさをどう感じたか(1~5)
⑧ 授業に関する基本情報やその人がどんな成績をもらったか
⑨ いつ評価をつけたか
⑩ コメント
⑪ その人がどのタグをつけたか
これらのようにRate my professors には沢山の項目があり、それらを読み分析する必要があります。
**一般的に①が4以上、②が2.5以下、③が70%以上だと良い教授だと言われています。ですが、難しい授業になるほど教授の質と難易度が一致しにくく、低評価になりやすい傾向があります。例えば、数学などの授業になると授業の内容自体の難易度が上がるので教授の評価が低評価になる傾向があります。
注意点
- Rate my professorsの評価と実際の感覚とのズレ
- Rate my professorsは基本的に現地の学生が評価をつけたものが大半
- 数学など教科によっては日本人にとっては比較的簡単でも現地の人にとっては難しかったり、逆に日本人にとって難しい授業がある
- 授業選びの目的が違うと点数をつける感覚も変わることもある。
- 例:良い成績の取りやすさを求める場合
- ①の点数が悪くても②の点数が低い場合もあり、その場合良い成績を取りやすい授業である可能性がある。
- ③の数字が低くても良い成績を取りにくい授業だとは限らない(その点をつけた人が良い成績を取ることではなく授業の質に重点を置いている可能性もあるため)。
- 例:良い成績の取りやすさを求める場合
このように、評価をつける人たちとの感覚のズレや自分の授業選びの目的に合わせて読み取ることが大切となってきます。
そのような場合その教授が教えている授業ごとの評価を見ることができる機能もあるので、より確実な情報を得ることもできます。
見落としがちな項目
Rate my professors では項目が多い為注意して見なければならない項目が沢山あります。ですのでここからは、見落としがちな項目を挙げていきます。
- 母数が少ない
教授の名前を検索し、高い点数が出たとしても母数が少ない場合信憑性が低くなるので、より慎重になる必要があります。
- Rateしている人たちがどんなグレードを取っているか
誰がどのようなグレードを取っているかは重要な判断基準の1つです。良い評価をつけている人でも良いグレードを取れていない人もいるので注意が必要です。
- Rateしている人のコメントを読む
悪い評価でも良い評価でもそれぞれの生徒がどんな理由でその評価をつけたのか注意深く読むのがおすすめです。教授がどのような課題を出すのか、授業がどのような様子であるかなどの細かい情報を得られることもあります。
- Tag にも注意する
extra credit* やclear grading criteria*などの情報も見ることができるので。tagも良い判断基準になり得ます。
- 情報が古い
参考にしているコメントが古すぎると情報が間違っていることもあります。例えば、「出席をしなくても点数が引かれない」と書いてあってもその情報が古い場合その制度は変更されている可能性があります。
*extra credit - 教授が成績を引き上げるためにくれる追加の課題
*clear grading criteria - 教授が何を基準に成績をつけているかがわかりやすい
実際に利用した人の声
例1)失敗談
実際に見ていたRate My Professorのページ↓
授業をとってみてわかったことと失敗の要因
- その人が注目していた点
- 母数
- 高く評価している人数
- 総合的な質の点数
- クラスが簡単であるというコメント
- クイズやテストが多い先生の方が、Research paperやDiscussionだけという先生よりもAを取ることが簡単だと思っていた
- 実際
- クイズの難易度が高い
- Discussionが全て対面で話し合う形
実際は留学生にとっては厳しいクラスだった
- 学んだ点
- テストやクイズの形式の細かい確認、その難易度
- 授業の難易度の点数
例2)成功談
実際に見ていたRate My Professorのページ↓
授業をとってみてわかったことと成功の秘訣
- その人が注目していた点
- 授業の難易度(良い成績を取ることが第一優先だった為)
- 実際
- 良い成績を取るには最適
- 課題も少なかった
- 学んだ点
- 総合的な授業の質が悪くてもその点数に固執せず、自分の目的に合わせることが大事。
その他のツール
- 授業評価シート
- Diablo Valley College にはJapanese Association (日本人学生団体)が作成した日本人目線の授業評価シートがあります。授業の学び、教授の質、Aの取りやすさなど細かい項目に分けられているのでこちらもかなり良い判断基準となります。
- また、日本人目線の評価とRate my professors の評価では相違があることもあるので、どちらも有効活用するのがおすすめです。
- Transfer camp こちらからアクセス
- Transfer campとはその教授が何人に何のグレードをつけたかがわかるサイト
- Bの人数がAの人数より圧倒的に多いから危険、withdrawをしてる人が多いから危険などの見方ができ、rate my professors等とまた違った視点から見ることができます。
- 注意点としては、2019年で更新が止まっているので情報がやや古くなっています。授業スタイルが変わっている可能性もあるので完全に鵜呑みにしないほうが良いでしょう。
最後に
カレッジでの勉強を良い学びにするため良い教授選びは必要不可欠です。今回紹介したツールや方法を有効活用して学びを充実させましょう。