【大人への旅路 第3話】留学までの道のり 〜ターニングポイント〜
はじめに
こんにちは!
アメリカの大学に通う留学生でもあり、10万人超えのフォロワーを抱える話題の留学系インフルエンサー「さのふみ」の留学生活の全てをインタビューしました!
就活はしないと決意し、留学に向けて頑張った矢先にコロナ禍で頓挫。思うように結果を残せなかったトライアスロンでは来年の再挑戦を決意した大学3年目。その後のさのふみの大きな決断について迫ります。
プロフィール
名前:さのふみ
年齢:25歳
出身:名古屋
カレッジ:Diablo Valley College
専攻:Business
経歴:明治大学中退 → NIC International College → (社会人) → Diablo Valley College
座右の銘:気力、体力、時の運
第3話 ターニングポイント
運命を変えた家族旅行
大学3年の年末、家族と箱根に旅行に行くことになった。露天風呂で母と姉が、僕の将来についてあれこれと心配して話し込んでいた。
「ふみや、本当に大丈夫かな?」
「就職しないなんて言ってるし」
「トライアスロンに夢中で、他に何も見えてないんじゃない?」
そんな会話が続いているところに、おばあちゃんが現れた。彼女は二人の会話を聞いていたらしく、突然口を開いた。
「NICっていう学校があるで」
この話を聞いて、僕は早速その学校について調べてみた。NICは、日本で海外大学進学のための教育機関だった。
以前から留学に行きたいと思っていたけれど、短期留学以外の選択肢があることをこのとき初めて知った。NICについて調べながら、僕は自分の人生をもう一度見つめ直すことにした。長男として家業をどう継いでいくべきか、ずっと悩んでいたからだ。
考えた末、僕は大きな決意をした。
「親父の会社を継いで、さらに大きくしよう。海外展開させよう。」
そのために何が必要かを考え、英語力が不可欠だと確信した。留学を通じて、会社を大きくするための力を身に着けようと決意した。
トライアスロンへの情熱はあったが、全国大会に出場したことで、自分の中で一つの区切りがついたと感じていた。
僕の決断に家族は大賛成で、たくさんのサポートをしてくれた。そして、目標達成に向けてすぐに次の一歩を踏み出した。
大学中退の決断
自分の決意をもとに、僕は行動に移した。
大学三年生の1月。僕は、明治大学を退学した。
NICに行くためには「休学」という選択肢もあったが、僕は「退学」を選択した。
周りの友達は就活をしていたのでとても不安ではあった。
でも・・・
休学では覚悟が足りない。
休学という逃げ道を残しては、グダグダしてしまう。
当時、コロナ禍でもあり、周りにいたNIC生はほとんどが「休学」してた。大学を「退学」してNICに入学したのは僕ぐらいだった。
それでも退学という決断をするには大きな勇気が必要だった。
そんな僕の背中を押してくれたのが、大学の教授だった。
「海外に行ける環境であり、その目的もしっかりしてるなら思い切って飛び込んでみなさい。絶対日本では学べないことを学べるから」
その教授もアメリカでMBAを取っていて、アメリカのことをよく知ったいた。教授のこの言葉が心に刺さり、僕の決断を後押ししてくれた。
そして次の月、2月。NICの入学試験。
入学試験の集団面接で、僕は国際経営を学びたいということを伝え、無事合格した。
その試験で、特に印象に残っているのは、一緒に集団面接を受けた17歳の子。新聞奨学生で若いながら頑張っている姿に圧倒された。
僕もNICで頑張らなきゃ。
この時、僕の中で一気にスイッチが入った。
人生設計
NICへの入学を決めてから、海外の大学について情報収集を始めた。
人に言われて決めるのではなく、自分で自分の人生を決めたかった。
まず、僕はどこの国へ留学するのかを決めることから始めた。東南アジアの大学も一度は視野に入れたけど、起業にフォーカスしていて、僕が目指すこととは少し違っていた。
僕の目標は
「家業を大きくすること」
そのためには、起業というより、しっかりとした会社経営のノウハウを学びたいと思った。
ビジネスが強い国.....
“アメリカ”に行こう
姉がアメリカで留学していたこともあって、アメリカには少し親しみを感じていた。さらに調べていく中で、特にカリフォルニア大学バークレー校のハース(Haas)ビジネススクールがビジネスに強いと知った。
「バークレーのHaasに入りたい」
明確な目標を持つようになった。
これと同時に、NIC入学前からすでに「人生設計」を立てていた。
せっかく留学に行くのだから、ただの経験で終わらせたくない。
30歳までに何をするのか、すべて考えていた。NIC、アメリカの大学、そして大学卒業後に何をするのか。
このタイミングでSNSを始めることも決めていた。
SNSで実績を残そう。
留学生としてできること。登録者数の目標なども細かく考え、僕は留学と将来のビジョンを描いていった。
第4話へ続く、、、