【大人への旅路 第2話】留学までの道のり 〜就活とコロナ〜
はじめに
こんにちは!
アメリカの大学に通う留学生でもあり、10万人超えのフォロワーを抱える話題の留学系インフルエンサー「さのふみ」の留学生活の全てをインタビューしました!
第2回は、「留学までの道のり 〜就活とコロナ〜」について迫ります。
プロフィール
名前:さのふみ
年齢:25歳
出身:名古屋
カレッジ:Diablo Valley College
専攻:Business
経歴:明治大学中退 → NIC International College → (社会人) → Diablo Valley College
座右の銘:気力、体力、時の運
第2話 決断と変化
大学二年生
目標を探しているとき、それと同時に将来への不安がよぎった。
就職。
大学生活もあっという間に終わり、社会人になってしまう。僕はこのままでいいのだろうか。
どんな会社で働きたいのか、何のビジョンも持っていなかった。
そんな不安の中、僕はたまたまある商社の方に会うことができた。
その方と話しているうちに、僕は大きな決断をした。
就活をしない。
びっくりする選択。僕がこのような決断に至ったのには理由がある。
ある日、商社の方とお話する機会があった。
「商社ってこんなにお金もらえるで」
「仕事ってこんなに楽や」
この話を聞いて違和感を覚えた。
商社の仕事はすごい、でも僕がやりたいこととは少し違う。
そんな雰囲気を感じた。
環境を変えよう。
そうだ、留学に行こう。
この時初めて僕の頭に留学という文字が浮かんだ。
2年生が終わったら、休学して海外へ行こう。
将来のために英語を学ぼうと決意した。
大学三年生
2020年、大学三年生になる直前。僕は留学する準備を始めた。英語の勉強やビザの取得、留学先の選定など、全てが新しい挑戦だった。3月に渡航する1週間前、アメリカの大学へ留学するはずだったが、急に拒否された。
理由は、コロナウイルス。
僕の留学計画は見事に消えてしまった。
この時、就職はしないと心に決めていた。なので、卒業したら、留学にもう一度挑戦しよう。そう強く決意した。
コロナ
コロナのせいでとん挫した留学。なぜ、大学に入ったのか。今の僕にしか学べないことをしたい。
何ができるのかを考えた。就活はしない、卒業後は留学したい。今何ができるのか。
高い学費を払ってもらって東京に来ているのに・・・
せっかく見つけた「留学」という目標を失い、僕はしばらく自問自答していた。
「今、自分が全力でやり切れることは何だろう。自分が今、明治大学にいる意味を見出せるものは何だろう」と。
納得さえできれば、答えは何でも良かった。ただ、大学生活の中で情熱をかけられるものが欲しかった。
そして、たどり着いたのがトライアスロンだった。
トライアスロンで結果を出そう。全国大会に出て結果を残そう。そう心に誓った。秋に行われる大会に出るまでに、僕のすべての時間を捧げた。
朝6時から水泳の練習でで8キロほど泳ぎ、終わったらバイクを100キロ漕ぎ、最後に夕方に10キロ走っていた。まだ、トライアスロンを始めたばかりだった僕はとにかく全国大会に向けて練習を重ねた。
明治大学に入学した意味を見出したい。その思い一心で頑張って練習した。
大学三年生の11月。全国大会に出場。しかし、思ったような結果は出せなかった。上には上がいて、全国の手ごわさを知った。悔しさでいっぱいだった。
「来年こそ結果を出したい。」
その強い決意を胸に、年末から再び次の大会に向けた練習が始まった。
この年末のトライアスロン挑戦の始まりとともに、僕の人生を大きく変える出会いが訪れることを、まだその時の僕は知らなかった。
第3話に続く、、、