Engineering Student Services, Berkeley Engineering 【後編】
前回に引き続き、Engineering Student Service, Berkeley Engineering というユーチューブチャンネルを紹介していきます。このチャンネルではバークレーエンジニアリングの生徒および、コミュニティーカレッジ生向けのアカデミック情報や過去のイベントのアーカイブが載っています。この記事では Berkeley Engineering の概要、目標、アプリケーションについての約1時間の動画(2021年)を日本語で簡単に要約したページとなっているので、ぜひご活用ください。こちらは後編(本編37:00~)となっており、アドミッションによく届くQ&Aについてご紹介します。
Q&A
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Engineeringの学生が編入後、留学する選択肢はありますか?(本編 38:00~)
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Engineeringの学生にも推奨されていて、海外にも多くのarticulated courseがあります。取りたい科目を選べ、またMajor requirementを満たすことも可能です。注意点としては、通常の5セメスターに加え、留学期間としてさらに1セメスターが必要になるので、卒業までの在学期間が伸びます。
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コミュニティカレッジに一年しか通いません。課外活動の量が他の人より限られるので、高校時代のことを書いても問題ないですか?(本編 39:25~)
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アドミッションは高校卒業後にフォーカスします。卒業後も続けていることなら書いても問題ないですが、それでも高校時代のエピソードに重点をおくことはあまりおすすめしていません。
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College of Engineering 内でダブルメジャーはできますか? (本編 40:00~)
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- できません。ただし、Simultaneous Degree (同時に違う学位を取得) は可能です。College of Engineeringの内外でメジャーを1つずつなら問題ないです。
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GPAはトランスファーに必要なクラスのみで計算されますか?それともコミュニティカレッジで受講した全てのクラスからですか?(本編 40:35~)
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全てのクラスです。
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コミュニティカレッジを転学している場合、どうやってMajor Requirementを確認すれば良いですか。(本編 41:05~)
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- 通常の学生と同様にAssistというサイトから確認できます。バークレー側(Assist 左サイド)のMajor Requirementはコンスタントなので、どの学校でどのコースを履修して、それらがバークレー側の何のコースに相当するのか確認する必要があります。しかし、Major Requirementがコミュカレで複数のクラスに別れているSeries Requirementの場合は、注意が必要です。
例えば、バークレーでのPhysics 7Bが、コミュカレではPHYS 4BとPHYS 4Cといったように複数に分けられている場合、この2クラスは同じコミュカレで取っておかないとPhysics 7Bを履修した(Major Requirementを満たした)とみなされません。ただしMathに関しては一部例外があるので、各自で確認することをおすすめします。
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合否決定において、GPA、課外活動、エッセイ(PIQ)の比重はありますか?(本編 42:10~)
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どれが何%などはなく、合格するには全てが必要不可欠です。コミュニティカレッジ時代の学業と課外活動へのコミットメントが重視され、課外活動での実績はPIQのクオリティにも繋がります。つまり、GPA4.0でも課外活動が不十分だと落ち、GPA3.5とギリギリでも課外活動が評価されれば、合格の可能性はあります。Engineeringのコミュカレ生の場合、MathやScienceのTutoringはおすすめの課外活動といえます。
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バークレーエンジニアリングでSecond Bachelor’s Degreeはとれますか?(本編44:10~)
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Bachelor's Degree取得済みの出願者は受け入れていません。
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パンデミックの影響を受けた出願者については、事情を考慮してもらえますか?また、アプリケーションでどのように説明すればよいのかと、どのように評価に関わるかも教えてください。(本編 45:00~)
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きちんと考慮します。パンデミックで学業面が影響が出た等、アプライに関して不利になることがあれば、アプリケーションフォームの下側に自由記入欄に、何が起きたのか詳しく書いてください。
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Assistに記載されているRecommended courseについて、大多数のコミュカレ生はどのくらい履修していますか?(本編 47:00~)
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ほとんどのコミュニティカレッジでは、提供されているRecommended courseの数は0〜3と多くないのが現状です。ただし、アドミッションはどれだけEngineeringのテクニカルな授業にコミットしてきたかを評価するので、1個もないという場合はAssistでarticulatedになっていないがEngineeringに関わるクラス(Programming、Engineering、etc)を積極的に取りましょう。
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- アプライ後の成績も合否に関わりますか?(本編 48:40~)
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関わります。11月にアプライした後、Update Formで秋セメスターと冬・春セメスターの履修計画の提出が求められます。11月のアプリケーションに入力したメールアドレスに1/1からUpdate Formが届き始めるので確認してください。提出しなかった場合、不合格になります。
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アプリケーションに書けるのは課外活動はクラブのプレジデントやインターン等のフォーマルなものに限られますか?(本編 49:45~)
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オフィシャルな活動である必要はありません。個人的な活動も十分に評価されます。Engineeringに関しては、アプリやロボットを作るといった、メジャーに対するパッションを示せる活動が望ましいです。
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Strongly recommended courseはAssistに記載されているものと同じですか?(本編 50:30~)
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同じです。
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自分のコミュニティカレッジにRequired Courseがない時はどうすればよいですか?(本編 50:40~)
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時々、起こります。他のカレッジで履修することも1つの解決策です。特にカリフォルニア南部のコミュニティカレッジでバークレーのPhysics7A、7B、7Cに相当するコースがないことがあります。過去のArticulated courseのリストや代わりのコースで対応することが可能なので、ESS Transfer Admissions に連絡してみることをおすすめします。
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Assistの更新により、コースが変更・削除された場合、引き続き履修すべきですか?もしくはRecommended courseになっている授業のみ取るべきなのかですか?今までとった授業は意味がなくなりますか?(本編 52:00~)
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原則として、アドミッションは最新のAssistを使っています。2019年にカリキュラム変更があったこともあり、過去2年のAssistに記載されていたコースであれば有効としています。Fall22からなくなるRecommended courseがあるので要確認です。Engineering関連の授業なら取っても損にはなりませんが、新しいAssistのArticulated courseがあれば、それらを受講するとMajor Requirementを埋められるので優先的に取りましょう。
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Application提出後とUpdate Form提出後でGPAが変わる場合、合否はどう判定されますか?(本編 53:10~)
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- アドミッションは秋セメスターの成績が提出されてから、GPAをみます。
[ Fall 22に出願の例 ]
- Spring 22 終了時:GPA3.4
- Fall 22 終了時 :GPA3.6
GPA3.6:Fall 22まで(アプライした学期を含めた分)で審査
アプライ後に3.5以上になる場合は足切りされないように、念の為、ESS Transfer Admissions にメールしてください。
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15年以上前に一度、コミュニティカレッジに通っていて、その時はGPAが低かったのですが、それもアプリケーションの際のGPAに含まれますか?(本編 55:05~)
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含まれます。しかし、そのような事情はアドミッション側で考慮できるのでESS Transfer Admissionsにメールで事情を説明してください。