DVC Math 攻略
始めに
今回は、CSやMathメジャーの方向けに、DVCで取れる大学レベルの数学の攻略法について書いていきます。
コミカレでならう数学は、日本とは教え方が違ったり、公式を丸暗記させるだけだったりします。
4年生大学に行ってからも使える知識をつけるため、また確実に数学でAをとるために、
数学は、どの授業をどの順で取ればよいのか、どのように勉強すれば良いのかなどを、ご紹介します。
数学で失敗できない方は、必ず目を通しておきましょう。
※今回の記事は、MATH-192以上の数学受講者を対象とした記事になります。
数学の取れる順番
Prerequisiteとはの記事で詳しく解説したように、数学には取れる順番があり、全てを同時に取ることはできません。
それでは、皆様が取るであろう数学の取れる順番を書いていきます。(カッコの中身は単位数)
- MATH-192(5) -> MATH-193(5) -> MATH-292(5) -> MATH-294(5)
(高校数学を受けた人は、DVCでMATH-192から取れます。詳しくは:Prerequisteとは) - MATH-193(5) -> MATH-194(3)
- MATH-193(5) -> MATH-195(4)
この順番を飛ばすことはできません。
つまり、MATH-294が必要な人は、最低でも4セメスター必要になります。
授業組みの時は、気をつけてください。
各授業に関して
次に、各数学の授業がどのような内容を勉強するのか紹介していきます。
これは、知っていると事前に準備できるので、是非知っておきましょう。
また、日本語で勉強できる本も紹介していきます。
ちなみに、授業内容とほぼ同じ内容が日本語で書かれています!
僕も、日本語の本で勉強して授業に臨みましたが、かなり勉強の助けになりました。
できれば買い揃えておきましょう。
MATH-192
内容: 数3範囲微分 + 数3範囲積分少し
感想: 特に難しい範囲はなく、数3を高校でやった方だったら問題なくAを取れる難易度です。
本: マセマ「微分積分キャンパス・ゼミ」
MATH-193
内容: 数3範囲積分 + 数列の極限 + 微分方程式(高校範囲)
感想: MATH-192よりは少し難易度が高めです。最後に、級数の発散定理的など(高校数学にない)を少しやります。
本: マセマ「微分積分キャンパス・ゼミ」
MATH-192とMATH-193をカバーしている本は、同じものです。
高校範囲を使えるのはここまでです。
MATH-194
内容: 線形代数
感想: 大学範囲でやる普通の線形代数です。難易度は数3くらいです。
本: マセマ「線形代数キャンパス・ゼミ」
ここからは大学範囲になります。
ただ、しっかり勉強すれば難易度はそこまで高くないと思います。
MATH-195
内容: 論理学
感想: 論理学の授業です。裏の逆は待遇とかやります。一応高校範囲ではないですが、そんなに難しくないです。
本: 特におすすめの本はありません。
あまり編入に必要とされないMATH-195ですが、もし取る場合は教科書を読みましょう。
難易度は高くないので、教科書の例題だけで十分理解できます。
MATH-292
内容: ベクトル解析
感想: ここから、難易度も大学レベルになってきます。κ導出などのハイレベルな計算が求められ、理解に時間がかかります。
本: マセマ「ベクトル解析キャンパス・ゼミ」
数学があまり得意ではないなら、間違いなく苦戦する範囲です。
得意か苦手かにかかわらず、マセマの参考書は買っておいたほうが良いでしょう。
MATH-294
内容: 常微分方程式と偏微分方程式 + ほんの少しラプラス変換とフーリエサイン級数展開
感想: この授業では、これまで解けなかった微分方程式を色々な方法で解いていく術を学びます。難易度はMATH-292と同レベルか、ほんの少し簡単かくらいでしょう。
本: マセマ「常微分方程式キャンパス・ゼミ」
本: マセマ「偏微分方程式キャンパス・ゼミ」
最も大事なのは、上の二つの本になります。ラプラス変換とフーリエサイン級数展開は一瞬出てきますが、マセマで勉強するほどではないので、買わなくて大丈夫です。
この単元も、大学レベルの高い難易度なので、マセマでしっかり勉強してから授業に臨むと安心です。
終わりに
今回は、DVCでのMathの攻略方法についてご紹介しました。
CSメジャーやMathメジャーの方など、数学が得意な方にも、
Businessメジャーで、苦手な数学が必要な方にも、今回の記事は参考になるかと思います。
是非早めに参考書を手に入れ、夏休み等を利用し勉強してみてはいかがでしょうか。
数学は、人によってかなり得意不得意が分かれるので、
特に不得意な方は手を抜かず、十二分に対策をすることが欠かせません。